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乾いた空

第2章 二章




それなりの女がしつこく近付いてきたので、一応デートすることにした。


映画に行って、
フランス料理を食べ、
ドライブに行って夜景を見ていた。


「綺麗~!
最高よ、嬉しい!ありがとう。」


女は目を輝かして喜んでいるが、僕にはそれが美しいとも最高とも、何とも思わなかった。

その後、女はホテルに行きたそうな素振りをしたが、たかが1日デートしただけで、行きたがる尻軽さに思わず引いてしまい、おさらばした。



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