テキストサイズ

乾いた空

第2章 二章





僕はこの時、初めて気がついた。


ある意味"特別な人間"に既になっていると。


ずっと言い聞かせられていた"特別な人間"というものは"ただの孤独な人間"に感じた。


そして、
その孤独を埋めるように、僕の経歴や家柄を知った女達が次々と近づいてきた。

正直、どうでも良くなっていた。
ここも、家も何も変わらない。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ