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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第13章 その日

オレは、座ったまま、美保を股がらせて


「入れてみな?」

と、言った。

「……ふぁぁ…あぁ…あん」

腰を沈めながら、眉を潜めてオレを見る。

「クッッ…ハァ…美保…愛してんぞ…」

思わず声に出してしまう。

美保は、腰を前後させながら

「ん……やぁ…あぁ…ぁん…」

擦りつけてくる。

良かった、聞こえてなかった。


体勢を変えて、美保を下に寝かす。


美保の目を暫く見つめた。

美保は、オレの髪を撫でて


「……翔ちゃん…」


と、呟いた。


「ん…?」

と、聞いた。


美保は、ううん。と、首をふって、


髪を撫でてた手を首に絡めてキスをした。


この状況で、どうやって、終わりを認識しろって言うんだよ。

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