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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第13章 その日

水を持ってきた美保をまた、隣に座らせる。

オレも、空気を変えようと、初めて見たコンサートの感想を聞いたら、


「眩しかった…」

って、苦しそうに言うんだ。


予想もしてなかった答えだったよ。


何でも、きっちり予定を組みたいオレの計算をおまえは、いつも崩すんだ。


顔を見ると目に涙をためてる。




溢さない様にしている顔見たら…


唇を塞いでた。


拒まれたらるかもと一瞬思ったけど…

美保は、首に腕を回して、舌を絡めてくる。

「…ンンッ」


美保の声が漏れる。

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