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21年目のクリスマス

第1章 いわゆる腐れ縁だった

腕枕をしながら、ずっと彼女の髪を撫でている。
「上の子なんて、もう11歳やで。じゃあ、あれは8年か9年ぐらい前になるのか」
つい最近のことのように思えてしまうのは、やはり年をとったせいなのか。
「早いね」
悦子も同じことを思っていたようだ。
オルゴールで奏でられる真っ赤なお鼻のトナカイさんの曲が天井から流れていた。
いつものラブホテルは、入室した時からクリスマスソングのBGMがかかっていた。
俺は寝不足と、たっぷりと2時間半はセックスをしていた余韻もあって、まどろんでしまう。
すでに瞼は閉じているけど、悦子のサラサラとした髪の毛や柔らかい乳房の感触、そして出会った頃と変わらない香水の香りなどから、その存在を愛おしく感じている。
いや、もう一つ。悦子を感じるものがある。
お尻のあたりが冷たい。
シーツに悦子の愛液が水たまりのように広がっているのだ。

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