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21年目のクリスマス

第3章 指輪を撫でながら

21年目になる今年もクリスマスを一緒に過ごすことはなかったが、イブの前日にお互い時間が取れた。
ちょうど悦子は生理前だったので、生で中出しもさせてもらえた。
鬼畜と言われようが、他人の妻の子宮に精子を浴びせるのは、雄として最高の優越感を得られる。俺は2回射精して、すっかり満足していた。
クリスマスソングが天井をぐるぐる回っている。
サイレントナイトだ。
意識が次第に途切れるようになってきた。
そろそろ悦子は帰らないと行けない時間なので眠っている場合ではない。
とはいえ襲い掛かる睡魔には勝てず、俺はいつしか落ちていた。
ハッとしたのは、トイレの水の流れる音だ。
隣に悦子はいない。いけね、寝ていた。
部屋の明かりを暗くしているのが良くない。
枕元の照明のスイッチを入れて明るくしたところで、トイレから悦子が出てきた。
バスタオルを巻いておらず、全裸だった。
「あ、ごめん」
服を着ていない状態で、部屋を明るくすると、恥ずかしがってよく怒るのだ。
「あ、うん。あのさ~」
悦子は寒そうにしながら、再びベッドに潜り込んできた。
「どうしたん?」
少し冷えた彼女の体を温めるように抱きしめる。
「トイレに入ったら、見城君の精子がいっぱい出てきたよ。中で出されるのって、イヤラしいね」
照れながらこう囁いてきた悦子が、なんだかたまらなく可愛かった。
「いつかクリスマス、一緒に過ごしたいよな」
柄にもないことをつい俺は口にしていた。
「そう?」
悦子はどっちでもいいような口調で、左手の薬指の指輪をしきりに触りながら、天井を見上げていた。天井からはクリスマスソングが流れている。
俺も一緒に天井を見て、少しだけ悦子とクリスマス気分に浸っていた。

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