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中毒の処方箋 〜淫らな輪舞曲〜

第20章 飽食の時。栞(1)

声はか弱く、切れ切れに零れる。呼吸が乱れ、肩が上下する。内面では、もう抵抗は残っていない。ただ、自分が深く満たされていく感覚と、熱い悦びが、静かに彼女を支配している。

(やばい……気持ちよすぎる。もう、出そうだ……)

本能の赴くままに腰を振るが、性器から脳へと駆け巡る尋常ではない快感に全身が支配され、早くも軽い息切れのような熱い吐息が漏れる。額から一滴の汗が滴り、彼女の白い胸元に落ちた。彼女の乳首が、汗に濡れて光る。肩甲骨が、私の腕の中で震える。

僕はさらに腰を深く押し進め、彼女の最奥へと肉棒を挿入していく。すると、そこでまた、入り口ほどではないが、きゅっとした緩やかな第二の締め付けを感じた。

この先は、一体どうなっているんだ……?

さらに深く、限界まで割り込んでいくと、やはりふっと締め付けが緩む空間がある。僕はもはや、セックスをしているという快楽以上に、この栞のヴァギナが持つ神秘的な「構造」の虜になり、気になって仕方がなくなっていた。

段階を追って押し寄せる、脳を蕩けさせるような感覚。

ペニスへと容赦なく与えられるその刺激は、僕がこれまでの人生で一度も経験したことのない、極上の快感に満ち溢れていた。
彼女の身体が、完全にほどけていく。

腰がくねり、肩甲骨が滑らかに動き、肋骨が喘ぎに合わせて震える。背骨が、波のようにうねる。太ももが痙攣し、足首が伸びる。

内面では、解放された余韻が、静かに広がっている。恐れも、羞恥も、もうほとんど残っていない。ただ、熱い悦びと、安心が、彼女を優しく包み込んでいる。

――栞は、名器だ。

熱狂する思考のなかで、僕はあらためて、その言葉を確信していた。

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