
中毒の処方箋 〜淫らな輪舞曲〜
第16章 飽食の時。瑞希(2)
瑠花は小さく頷き、私の唇に自分の唇を重ねた。そのキスの中で、彼女の心は激しく揺れていた。
瑠花は知っている。二人が私の不在の間に身体を重ねていたことを。それでも、瑠花は瑞希を責めることはない。自分の痛みをぐっと飲み込み、健気に笑顔を作っている
「私……瑞希が好き。先生も好き。だから……三人でいるのが、嬉しい」
瑠花はそう言いながら、瑞希の手を握った。その手は少し震えていた。
瑞希もまた、瑠花の手を握り返しながら、目にうっすらと涙を浮かべた。セックスの最中、瑞希は私の耳元で小さく囁いた。
「先生……私よりも瑠花を大事にしてあげて。あの子は、私なんかよりずっと純粋で、優しい子なんだから」
その言葉とは裏腹に、瑞希の目から涙が溢れた。最初は静かに流れるだけだった涙が、やがて嗚咽を伴うものへと変わっていく。彼女は私の胸に顔を埋め、声を殺して泣き崩れた。
セックスを楽しむ瑞希のいつもとは違う様子に瑠花は顔を上げた。目を見開き、驚いた表情の中に、戸惑いの気持ちが見えた。
「ええ……どうしたの……瑞希?」
「……ごめんね、瑠花。私、最低だよ。親友の大事な人を、こんなに求めてしまって。でも……やめられないの。先生が好きすぎて。瑠花を傷つけたくないのに、自分の欲望に負けて……ううっ……」
瑞希の嗚咽が、部屋に小さく響く。彼女は健気でいながら、本当は繊細で傷つきやすい性格の女だった。
二人きりでは決して見せない涙と弱音の言葉。しかし、瑠花の留守中に色々あった出来事が瑞希の中でフラッシュバックしてくる。
そして、3人での情事のときに瑠花の顔を目にすると、心の奥深くに眠る親友を思う気持ちと、私を求める気持ちが激しくぶつかり合い、ガラスが割れるように音を立てて言葉になって溢れだした。
私は瑞希の髪を撫でながら、何も言えなかった。私の心もまた、振り子のように激しく揺れ続けている。瑠花の健気な笑顔と、瑞希の嗚咽する姿。
どちらも私の中で鮮やかに蘇り、どちらも傷つけているという罪悪感が、胸を締め付ける。
瑠花は、泣き崩れる瑞希を見て、静かにその背中を撫でた。
瑠花は知っている。二人が私の不在の間に身体を重ねていたことを。それでも、瑠花は瑞希を責めることはない。自分の痛みをぐっと飲み込み、健気に笑顔を作っている
「私……瑞希が好き。先生も好き。だから……三人でいるのが、嬉しい」
瑠花はそう言いながら、瑞希の手を握った。その手は少し震えていた。
瑞希もまた、瑠花の手を握り返しながら、目にうっすらと涙を浮かべた。セックスの最中、瑞希は私の耳元で小さく囁いた。
「先生……私よりも瑠花を大事にしてあげて。あの子は、私なんかよりずっと純粋で、優しい子なんだから」
その言葉とは裏腹に、瑞希の目から涙が溢れた。最初は静かに流れるだけだった涙が、やがて嗚咽を伴うものへと変わっていく。彼女は私の胸に顔を埋め、声を殺して泣き崩れた。
セックスを楽しむ瑞希のいつもとは違う様子に瑠花は顔を上げた。目を見開き、驚いた表情の中に、戸惑いの気持ちが見えた。
「ええ……どうしたの……瑞希?」
「……ごめんね、瑠花。私、最低だよ。親友の大事な人を、こんなに求めてしまって。でも……やめられないの。先生が好きすぎて。瑠花を傷つけたくないのに、自分の欲望に負けて……ううっ……」
瑞希の嗚咽が、部屋に小さく響く。彼女は健気でいながら、本当は繊細で傷つきやすい性格の女だった。
二人きりでは決して見せない涙と弱音の言葉。しかし、瑠花の留守中に色々あった出来事が瑞希の中でフラッシュバックしてくる。
そして、3人での情事のときに瑠花の顔を目にすると、心の奥深くに眠る親友を思う気持ちと、私を求める気持ちが激しくぶつかり合い、ガラスが割れるように音を立てて言葉になって溢れだした。
私は瑞希の髪を撫でながら、何も言えなかった。私の心もまた、振り子のように激しく揺れ続けている。瑠花の健気な笑顔と、瑞希の嗚咽する姿。
どちらも私の中で鮮やかに蘇り、どちらも傷つけているという罪悪感が、胸を締め付ける。
瑠花は、泣き崩れる瑞希を見て、静かにその背中を撫でた。

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