
中毒の処方箋 〜淫らな輪舞曲〜
第16章 飽食の時。瑞希(2)
*****
「おはようございます」
いつものように屈託のない笑顔でと薬局に入ってきた瑠花を見て、私の胸はまた激しく揺れた。
瑞希も普通に「何か久しぶりって感じ。おかえり」と笑顔で迎え、二人は何事もなかったかのように会話を交わす。
その様子を見ていると、私の中の罪悪感がさらに深くなる。二人の心をもてあそんでいるという自覚が、容赦なく私を責める。
しかし、実は——瑠花は感づいていた。
私と瑞希が自分の留守中に胸がジュンと熱くなることを密かにしていたことを。
帰省中、ふとした瞬間に気づいてしまった。
「今、何してるんですか?」
私と瑞希宛に送った短いライン。しかし、何時間立っても既読にならないライン。そして、朝方になって二人ともようやく既読になる妙な偶然。
私と瑞希にライン電話を何度もかけても、いつまでも繋がらない電話。
そういった小さな積み重ねが瑠花の第六感を呼び覚ました。瑠花の頭の中で、私と瑞希の影が重なり合い、それはやがて現実味を強く帯びてくる。
そう・・瑠花はすべてを悟りながらも、帰省中にその気持ちをぐっとこらえていた。心の中では、名前の付けられない気持ちが激しく揺れ動きながらも、友人を第一に考えるピュアな性格が、彼女を健気に振る舞わせていた。
「先生と瑞希がいてくれて、よかったです」
瑠花はそう言いながら、私と瑞希の顔を交互に見た。その笑顔の裏に、どんな痛みが隠れているのか、私はまだ知らなかった。
「おはようございます」
いつものように屈託のない笑顔でと薬局に入ってきた瑠花を見て、私の胸はまた激しく揺れた。
瑞希も普通に「何か久しぶりって感じ。おかえり」と笑顔で迎え、二人は何事もなかったかのように会話を交わす。
その様子を見ていると、私の中の罪悪感がさらに深くなる。二人の心をもてあそんでいるという自覚が、容赦なく私を責める。
しかし、実は——瑠花は感づいていた。
私と瑞希が自分の留守中に胸がジュンと熱くなることを密かにしていたことを。
帰省中、ふとした瞬間に気づいてしまった。
「今、何してるんですか?」
私と瑞希宛に送った短いライン。しかし、何時間立っても既読にならないライン。そして、朝方になって二人ともようやく既読になる妙な偶然。
私と瑞希にライン電話を何度もかけても、いつまでも繋がらない電話。
そういった小さな積み重ねが瑠花の第六感を呼び覚ました。瑠花の頭の中で、私と瑞希の影が重なり合い、それはやがて現実味を強く帯びてくる。
そう・・瑠花はすべてを悟りながらも、帰省中にその気持ちをぐっとこらえていた。心の中では、名前の付けられない気持ちが激しく揺れ動きながらも、友人を第一に考えるピュアな性格が、彼女を健気に振る舞わせていた。
「先生と瑞希がいてくれて、よかったです」
瑠花はそう言いながら、私と瑞希の顔を交互に見た。その笑顔の裏に、どんな痛みが隠れているのか、私はまだ知らなかった。

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