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中毒の処方箋 〜淫らな輪舞曲〜

第15章 飽食の時。瑞希(1)

七月の空気は、すでに重い。

湿った熱気がアスファルトを照り返し、門前の医院の白い壁さえも、午後の陽に溶けかけているように見えた。管理薬剤師である私は、その日も薬局の奥の事務机で、一ヶ月分のシフト表を何度も書き直していた。

GW、シルバーウィーク、冬期休暇、そしてこの夏休暇。長期休暇の時期に組み立てるシフト調整は一種のパズルのように難題である。誰もが休みたい時期に、誰かが残らなければならない。門前の医院が閉院する以上、患者はほとんど来ない。それでも会社の規定上、開局は義務となっていた。誰かが「留守番」をしなければならない。

瑠花からも、瑞希からも、休みの希望が届いていた。
瑠花は実家への帰省。瑞希は「特に予定はないけど、できれば休みたい」とだけ書いてあった。結局、多くのスタッフが帰省や旅行を優先する中で、私と瑞希が残ることになった。瑠花は素直に喜んでいた。

「先生と瑞希がいてくれるなら安心です」と、いつものように屈託のない笑顔で言った。その笑顔を見て、私は何も言えなかった。

瑞希は、シフトが確定した夜、私のスマホに短いメッセージを送ってきた。

「わかった。じゃあ、二人で頑張ろうね」

それだけだった。だがその「わかった」の裏側に、何が隠れているのか、私はすでに知っていた。

瑠花が実家に帰省した週末の夜。街中のシティホテルで、瑞希は私に飛びついてきた。黒のレースキャミソールからこぼれんばかりの乳房を押しつけ、跪いて私のものを解放し、熱い吐息を吹きかけながら言った。

「先生……瑠花がいない今、ようやく二人きり。ずっと我慢してたのよ」

あの夜の瑞希は、ボーイッシュな外見とは裏腹に、瞳の奥に獣のような欲望を燃やしていた。舌先で丁寧に舐め回し、喉奥まで咥え込み、騎乗位で自ら腰を振り、バックで「もっと獣みたいに犯して」と喘ぎ、正常位で密着しながら「瑠花より私を求めて?」と囁いた。射精を繰り返し、膣内にも口内にも胸の谷間にも注ぎ込み、深夜まで身体を重ねた。

「今夜でわかった……私は先生なしじゃダメみたい。瑠花とはまた三人でするけど、二人だけの時間をもっと増やして……私のエッチなところ、全部先生だけに見せてあげる」

あの言葉が、今も耳の奥に残っている。そして私は、いけないと知りながら、その言葉に応じてしまった。

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