子猫クロワサンス(最終回)
第2章 猫クロワサンス
跡取りとして…
男として……
会社を……家を守っていく――――…
こんな…僕が――――…
多分…軽度のうつ病になっていたと思う…
夜は眠れず…頭痛や胃痛で食べられず…食べても吐いていた。
唯一…食べられたのは、啓二さんのマンションで見かけたプロテインとスポーツドリンク。
体造りの好きだった啓二さんのキッチンには何種類ものプロテインがあり…お気に入りだと言うメーカーの商品は段ボールで買っていた。
味の種類も沢山あり…プロテインバーとプロテインドリンクが僕の主食となった。
運動もしない、ちゃんと食べてプロテインを飲むわけじゃないので…筋肉ムキムキになることはなく…僕の場合は現状維持で食欲不振は騙すことが出来た。
そんな生活を3年続けて…僕は高校生となった。
不安と戦うことでギリギリ気力を保っていたが、限界を迎えるころ…
会社の社員名簿に…啓二さんを見つけた。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える