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箱入り娘、異世界へ行く。

第2章 帰りたいっ!

「もう、さっきから騒がしいと思ったら……ちょっと、レオ! なに女の子泣かせてるんだい!?」


 わたしが大声で泣いていたからか、女の人が部屋を見にきたみたいだった。 


「は? 俺が泣かせたわけじゃ……」

「あんた、この子に食事持っていくんじゃなかったのかい? 可哀想に、早く食べさせておやりよ!」

「ああ、だから持っていこうとしたら、他の奴がこいつを……」


 なんだかレオが困ってるみたい……。
 泣いたら落ち着いてきて、わたしは布団の中でグスッと鼻をすすった。


「お嬢ちゃん、ご飯が足りなかったらレオに言うんだよ。おばちゃんが追加の美味しいご飯を作ってあげるからね」


 おばちゃん優しい……。
 なんだか声が、学校の食堂のおばちゃんに似てる……。


 バタンと扉が閉まると、ポッと部屋の中が明るくなった。




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