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箱入り娘、異世界へ行く。

第2章 お世話になります

 わたしは自分の首筋を触ってみた。少し熱を帯びているみたいだった。


「ひよりは毒に慣れていないから、解毒薬飲んでおけよ」


 レオは何やら緑の液体が入った木のコップをわたしに渡してくれた。


「なんか不味そう……」

「飲めないなら、俺が飲ませてやろうか? 口移しで」

「……えっ!?」


 レオが私からコップを奪おうとするから、わたしは慌てて一気に飲み干した。


「うっ……」

「よし、薬が効いてくるまでもう少し寝てろ。あとで食事持ってくるから」


 レオは空になった木のコップを持って、部屋から出て行った。


 なんなの、あの人……普通、他人に口移しで薬飲ませようとする? それに傷口から毒を吸い出したってことは、わたしの首筋を舐めたってことだよね?


「……男の人に触られたことないのに……」
 

 レオの顔が近づいてきた時もキスされるかと思った。もしかしてわたし、助けを求める相手間違えた?


「……デリカシーなさすぎだよ、おじさん……」



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