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箱入り娘、異世界へ行く。

第2章 お世話になります

 目を覚ますと、見知らぬ天井が見えた。わたしはベッドで横になっていた。


「ここは……」


 わたしの部屋じゃない。白い壁に囲まれた部屋は少し埃っぽくて、小さな木のテーブルと棚しかない質素な部屋だった。


 身体をゆっくり起こして木の枠の窓から外を見てみると、赤い屋根の家が建ち並んでいるのが見えた。下では、わたしとは違う人種の人たちが歩いていた。


「……夢じゃなかったんだ……」


 その時、木の扉がゆっくり開いた。


「目が覚めたんだな、具合はどうだ?」


 部屋の中に入ってきたのはレオだった。さっきと何か雰囲気が違うと思ったら、鎧を脱いでいた。


「わたし、倒れたの?」

「ああ、ブラッド・チィックに噛まれて、少し身体に毒が回ったみたいだな。毒は俺が傷口から吸って出したから安心しろ」

「吸った……!?」

「ああ、すぐに吸わないと毒が全身に回って、最悪死ぬからな」

「そ……そんなに危険な虫だったんだ……。レオさんは毒を口にして大丈夫なの?」

「ああ、俺は慣れてるから大丈夫だ」



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