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アシスタントで来ただけなのに…!

第1章 鬼才漫画家、市川ルイ




メールの受信を待つこと数時間。


何度もスマホを開いてはさっきログインした捨てメールの受信ボタンをタッチする。



「まだか…」



「やっぱりいたずらだったのかな…」



膝を抱えてしょぼくれる私だった。


こんなに喜んでた気持ちが、どんどん沈んでいく。



「時間は…もう10時か…」



早朝に起こされて、その後すぐメールを送ったつもりだったが、受信箱は真っ白のまま。



「だめなのかな…それとも忙しくて確認できてないとか?」



詐欺かもしれないという不安な気持ちから逃げたくて、現実逃避したかった。


でも母の言葉もあって、もう無理かもしれないと諦めかけていた。



「最後に…最後に!これでだめならまた明日…!」



願うように瞼を閉じて、リロードした。


そして恐る恐る確認した。




「…え?届いてる…?」



受信箱にはなんと、須藤加奈子様と書かれた一通のメールが。


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