アシスタントで来ただけなのに…!
第1章 鬼才漫画家、市川ルイ
ずっと追いかけてた憧れの漫画家。
市川ルイを市川先生と慕いたいが為に、専門学校にも行った。
今まで興味もなかった絵をひたすら描いて、作品集も沢山買い込んで、市川ルイの漫画を見て感動した日から全てを費やした。
無理かもしれない。でも憧れの漫画家に近づけるならと。
「彼女は…市川ルイは私の人生を変えた」
途端に、閉まっていた部屋の扉がキィっと音を立てた開いた。
不気味な黒い影がチラついた。でもそんなのはどうでもよかった。
「会える…市川先生に会える…!」
ギュッと書面を強く握った。
「絶対、会いに行かなきゃ」
黒い影はそこに迫っていた。
普段怯えるはずなのに、今日の私はそんな影にも語りかけたいくらい舞い上がっていた。
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