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アシスタントで来ただけなのに…!

第2章 ルイ先生との共同生活



___数日後


ここ最近は倦怠感や体の重みがひどかった。


やっとよくなり、あの日からの疲労もなくなった。



母には寮に住むことを伝えたが、やはり色々と怪しまれた。



当たり前だけど、あの日の面接の内容は話してない。


大嘘をついてなんとか納得まで持っていった。


猛反対を押し切りやっと荷造りを終え、今日は約束の日曜日。



これから始まるルイ先生との生活は少し怖いが、後から来たメールで持ってきてほしい物や、面接で伝えられてなかった給料についても記載されてた。



ここだけの話、給料はかなり良かった。



都内で一人暮らしも夢じゃないほどの金額だった。



それが母への説得の材料にもなり、まぁそれなら…と納得してくれた。




ルイ先生との生活。




不安なのはあの日の帰りに見た焼け焦げた顔の女の霊。




思い出しただけでも震える。



それよりも、あんな人間じゃない存在がいる屋敷で一人でいる先生が心配だし、精神面もどうなってるんだと思った。



あの日の事は少し後悔もあった。



あの日、先生の部屋に引き返して一緒に逃げた方が良かったのかと思っていた。



あれから先生は大丈夫なのだろうか?



メールも来てたし、何事も無かったのだろうか?




ともかく、私はパンパンに詰めたキャリーケースと大きめのバッグの中身を確認して、よいしょっと玄関まで持っていった。



母は外せない仕事があるらしく、今日は家にいなかったが家を出る前には連絡を入れてほしいと言われていたので、メッセージを送っといた。



よしっと重たいバッグを持ちキャリーケースを引いて、外に出た。


まだ涼しくて助かる。


真夏だったら大汗確定の荷物の量だ。



ガラガラと音を立てながらキャリーケースを引いて、私は駅に向かった。



いつ帰ってくるか分からないから、最後に地元を見渡しながら歩いた。


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