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脳内ショートストーリー

第7章 【一ノ瀬 楓と樫木 愁也〜ワンナイトの恋?〜】






「……最大の我儘言って良い?」



どんなタイミングだよって自分でも思うけど
「良いよ」とニッコリ笑う彼女に想いをぶつける



「樫木の名字になってくれないかな?」


「え…?」


「結婚してください」


「へ…?」


「責任取って」


「何の?」


「おかしくなりそう……誰にも取られたくない、楓の事」


「えぇ〜それはだってさぁ〜」


「やっと付き合えてタイミング的に早いかも知れないけど…最初から気持ちは決まってたよ」


「私さ、結婚願望ないんだよね」



はい、知ってます
前にそれらしき事は聞いていた
それでも溢れ出す想いに蓋しても込み上げてくるんだよ



「それなのに可怪しいな……結婚、かぁ~うーん…」



失敗した……急ぎ過ぎたよな
指輪もないしシチュエーションはまるでダメ
出直してくるか……



「取られたくないのは私も同じだし、結婚する?」


「えっ!?良いの!?」


「え、冗談だった?」


「いや、本気だよ!でも楓の気持ちを考えたら早過ぎたよなって猛烈に後悔してて」


「え、後悔してるの?プロポーズした事」


「まままさかっ……本当に良いの?」


「遅かれ早かれこうなってたでしょ?」


「楓…!絶対絶対幸せにする!!」


「はいはーい」







数ヶ月後





会社に報告した時はびっくりされたな
まさか取引先の人と結婚する運びになるとはね
ワンナイトにされそうになって
阻止し続けてやっと手に入れた縁
やっぱり周りでは彼女を狙う輩がたくさん居たと聞いた
急ぐべきだったんだ
ようやく俺は手に入れた
こんな綺麗でエロティックなお嫁さんを……



誓いのキスでは彼女の方から
「私が絶対幸せにする」と言うもんだから
「え?」ってなってマヌケ面でキスしちゃったじゃんか
プロポーズした時の返事が今頃きた
男前過ぎませんか、俺のお嫁さんは……
隣に居るだけですぐ触れたりキスしたり
常にお猿さんな俺をこれからも上手に飼い慣らして



「もう人妻なんだから自覚して」と
色っぽい顔見て注意する俺を鼻で笑う
長いキスを受け入れた後
「拗ねないの、愁也にだけ見せてるんでしょ」
って叱られるのもセットです
「知ってる…」とベッドに押し倒す
全然受け止めてくれるのも彼女
それが最高に幸せ……





〈Fin〉
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