テキストサイズ

私の物語

第20章 精神崩壊

夜勤明けの過食行動。
また始まった。

夜勤入りは、徒歩通勤。
暑すぎて日焼け止めなんか無意味。
夏なのに日焼けしたくなくて、薄手のパーカーの長袖に長ズボン。
パーカーの帽子被って、その上からキャップを被り通勤する。他者から見れば変人に見えるだろう。

職場に付けば汗だくで、汗ふきシートで体拭いて着替えて一旦更衣室のエアコンと扇風機で涼む。
日焼け止めなんかとっくにおちてるから、水で顔を洗ってるとよく言われるのが…

「えっ?〇〇ちゃん、化粧おちるよ!?大丈夫なの?」

大丈夫もなにも仕事の日は化粧してないんだよな。
内心いつも思っている。

「化粧してないんで大丈夫です」
作り笑顔でそう言うと
「あら、そうなの?まだ、若いから化粧しなくても良いから良いわね〜」
オバさん達3〜4人が輪を作り集まり「ね〜、若いって良いわね〜」と話しだし、1人1人の若かりし頃の話が始まりだす。

それを「へぇ〜、そうなんですね〜」と作り笑顔で聞きながら、少しずつ距離をとっていき、速やかにその場から離れる。
そうでもしないと、頭痛と笑顔作りすぎて顔が痙攣しだすから。

太っていると「肌が綺麗ね」と言われる事が多いが、痩せている頃は「痩せたね」「キレイになって」等、外見を褒められる。

褒めるところがなければ無理に探さずとも良いのに。
そう思ってしまう。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ