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2人きりの夜は

第3章 3

どういう意味かよくわからないけど、爽太くんは苦笑いしている。

図書室を後にして、教室に戻って借りた本を早速読む。少し読んだけど、面白そうな予感。

「お待たせ〜えっ、本読んでるの?」

りっちゃんが驚いた声を出してる。 

「うん、図書室行ったら爽太くんいておすすめしてもらったの。すごい面白くてさ〜りっちゃんもどう?」

「いやー私はいっかなぁ」

「えぇ〜面白いのに」

「たまたまねぇ…」

「え?」

「ううん、なんでもない」

それから午後の授業を受けて家に帰る。今日もやることを済ませてお兄ちゃんの帰りを待つ。

ソファに座って本の続きを読む。

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