
🐝極甘ハニー🍯
第3章 王子と落とし穴の裏側
上坊は猫背の姿のまま双子の部屋に入ると、座布団の上にチョコンと座った。
そして、持っていたスマホを開き――――二人に見せた。
「西条は――――佐藤を君たち二人から引き離す算段みたいだよ。
彼は、異常と言うまでの…潔癖症の“美”収集者だね…キモイ」
「アツムに“キモい”って言われるって…どんだけだよ」
スマホの中には――――…、西条の部屋の様子が何枚もの写真で納められていた。
そこには、綺麗に整理整頓された部屋に規則正しくファイリングされた祐一郎と総一郎の写真の他に、額縁に入れられた二人の寄り添う写真が部屋にデカでかと飾られていた。
が――――…その写真は真ん中で切り取られ繋ぎ合わされているものだった。
「この写真って――――真ん中に蜜也がいたんじゃないか?」
総一郎の指摘に上坊はうなずく。
「そう――――西条は…隠し撮りしようとすると…いつも真ん中にいるが佐藤が邪魔でしょうがなかったらし…。だって、ほら――――必ずと言っていいほど…二人の隣には佐藤がいたからね」
中学の時から一緒の上坊としては、双子と蜜也はワンセットとというよりはイメージでいるが、高校に入学したら…周りは三人の関係を知らないわけだ――――…邪魔だと思うやからも多い。

作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える