
シャイニーストッキング
第18章 ほつれるストッキング2 蒼井美冴と松下律子
90 融ける夜(43)
『いつもわたしにも、そうだったから…』
この言葉が、胸を抉り、心を騒めかせ、波立たせてきた。
いつもわたしにって…
やっぱり、わたしだけじゃなかったんだわーー
あの人のストッキングへのこだわりは、わたしだけじゃないんだろうとは、もちろんわかってはいた…
うぅん、わかっているつもりであった。
だってフェチって、性癖って、そういうモノだろうと思っていたし…
『わたしのパンティを悪戯してたのよぉ…』
何も知らない高校生時代に、友達もそう言っていたし。
そういえば『ゆうくん』も、パンティが気になっていたみたかった…
だからわたしは、男の人は皆、パンティが好きなんだって勝手に思っていたのだ。
だが…
あの人は違った、うぅん、あの人の好みを知って、わたしはこのストッキングという存在に思い入れる様になったんだった。
「そうでしょう?だってぇ、ヤツは、いつもわたしにもそうだったからぁ…」
「え?」
「ほらぁ、いつもストッキングをいやらしく、愛おしそうに見つめてさぁ、そしてぇ、ヒールを脱がせてきてすぐにさぁ、鼻先や唇を寄せてきてさぁ…」
「あ…」
わたしの騒めきが一気に高鳴り、波打ってきた。
「いくらさぁ、ねぇ、一日中穿いていたストッキングはさぁ…」
「………」
わたしと同じ…
「だもん、いつ愛されてもいい様にさぁ、昼、夕方、夜ってさぁ、穿き変えちゃうわよねぇ…」
みさえさんは、まるでわたしの心の中をも覗き込むかの様に逸らずに見つめ、うぅん、きっと…
「ほらぁ、りつこも同じね、同じなんでしょう?」
そう見つめながら囁き、そしてまた爪先に鼻先を寄せてきた。
「ぁ……」
それは正に図星だった。
あの人の脚、特にストッキングを見てくる目の違いは、銀座のホステス時代から分かっていたし、理解をしてもいた…
そしてあの人を愛すれば愛する程に、愛されれば愛される程に…
わたし自身もストッキングという存在感に思いを入れ込み、重ね、自らの象徴へと変化していったのだった。
「ねぇ、さすがにさぁ、いきなりはさぁ、恥ずかしいもんねぇ…
ま、でもヤツは、それがいいんだよ…ってねぇ、いつもさぁ…」
「え…」
それも同じだ…
あの人はやはり、みさえさんも愛しているんだわ。
心が騒めき、揺れるーー
『いつもわたしにも、そうだったから…』
この言葉が、胸を抉り、心を騒めかせ、波立たせてきた。
いつもわたしにって…
やっぱり、わたしだけじゃなかったんだわーー
あの人のストッキングへのこだわりは、わたしだけじゃないんだろうとは、もちろんわかってはいた…
うぅん、わかっているつもりであった。
だってフェチって、性癖って、そういうモノだろうと思っていたし…
『わたしのパンティを悪戯してたのよぉ…』
何も知らない高校生時代に、友達もそう言っていたし。
そういえば『ゆうくん』も、パンティが気になっていたみたかった…
だからわたしは、男の人は皆、パンティが好きなんだって勝手に思っていたのだ。
だが…
あの人は違った、うぅん、あの人の好みを知って、わたしはこのストッキングという存在に思い入れる様になったんだった。
「そうでしょう?だってぇ、ヤツは、いつもわたしにもそうだったからぁ…」
「え?」
「ほらぁ、いつもストッキングをいやらしく、愛おしそうに見つめてさぁ、そしてぇ、ヒールを脱がせてきてすぐにさぁ、鼻先や唇を寄せてきてさぁ…」
「あ…」
わたしの騒めきが一気に高鳴り、波打ってきた。
「いくらさぁ、ねぇ、一日中穿いていたストッキングはさぁ…」
「………」
わたしと同じ…
「だもん、いつ愛されてもいい様にさぁ、昼、夕方、夜ってさぁ、穿き変えちゃうわよねぇ…」
みさえさんは、まるでわたしの心の中をも覗き込むかの様に逸らずに見つめ、うぅん、きっと…
「ほらぁ、りつこも同じね、同じなんでしょう?」
そう見つめながら囁き、そしてまた爪先に鼻先を寄せてきた。
「ぁ……」
それは正に図星だった。
あの人の脚、特にストッキングを見てくる目の違いは、銀座のホステス時代から分かっていたし、理解をしてもいた…
そしてあの人を愛すれば愛する程に、愛されれば愛される程に…
わたし自身もストッキングという存在感に思いを入れ込み、重ね、自らの象徴へと変化していったのだった。
「ねぇ、さすがにさぁ、いきなりはさぁ、恥ずかしいもんねぇ…
ま、でもヤツは、それがいいんだよ…ってねぇ、いつもさぁ…」
「え…」
それも同じだ…
あの人はやはり、みさえさんも愛しているんだわ。
心が騒めき、揺れるーー

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