
ほしとたいようの診察室
第10章 陽はまた昇る
「まあ、どうやら忙しくしているみたいではあるよ。なんてったって、小児科だし。昨日も今日も泊まってたみたい」
忙しそうではあるが、確認はとれた。
ひとまず、胸を撫で下ろす。
「昔ののんちゃんみたいな子がいっぱいいるからねぇ。手を焼いてるみたいだよ」
と、鋭い笑みを浮かべながら、余計なひと言を付け加えることも忘れない。
その言葉に、わたしも緊張を緩めながらむくれてみせる。
「……それなら……よかったですけど……」
連絡がないのは心残りではあるが、ひとまず陽太先生が無事に働いているらしいことが確認できたので、よしとする。
来月の診察の予約を取ると、吹田先生のもとをあとにした。

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