ほしとたいようの診察室
第10章 陽はまた昇る
「なんか、聞いときたいことある? 体調のこととか」
最後に、吹田先生は真面目なトーンで、至って医者としてまっとうな表情でペンを握っていた。
「えっと……」
あくまで、患者としての心配事を待っているであろう吹田先生に、わたしから地雷を撒くような真似をしていいのか戸惑う。
しかし、吹田先生は陽太先生の旧友でもあって……情報を得るならここしかない、と決意を固める。
言葉を詰まらせるわたしを急かす様子もなく、吹田先生はわたしの飲み込みかけた言葉を待っていた。