
Restart
第5章 帰るべき場所
誕生日から暫く経った頃。
ベッドでチエとイチャついてた時…
『…チ、カ…んん…チカ』って、チエが腕をタップする。
「…ハァ…どした?」
知恵「電話っ…鳴ってる」
「…ッチ…いいよ…放っとけ」
知恵「んぁ…んん…チ、カ…待っ、てってば」
何度も何度も鳴る俺の携帯。
さすがに知らん顔出来ず、再び舌打ちして携帯を手に取れば、『…ショウ?』呟き通話を押す。
翔『チカっ!!来てくれっ!!』
初めて聞くショウの声。
切れた携帯。
知恵「チカっ!早くっ!」
チエの声に、俺は散らばったパンツと服を着る。
視線を向ければチエがベッドの上で見つめてる。
「遅くなるかもしんねぇ。……絶対帰るから」
知恵「うん。待ってる」
小さく微笑んだチエにキスをして、再び鳴った携帯が侑だと知り部屋を出た。
侑「すいませんっチカさんっ!」
「いいから急げ。……何があった」
侑「倉庫に聞いた事ないチームが突っ込んできたんですっ…ショウさんたちが話付けてたんですけど…」
「倉庫に居んのか?」
侑「いえっ!港に逃げてったのでショウさんたちが追い掛けて…今は第三倉庫にっ!」
車を飛ばす侑の手に、力が加わってるのに気付き、涼太も居るんだろう事を知る。
倉庫の前に、ショウのバイクを見つけた。
車を降り中まで入れば、ショウたちが暴れてる。
「…待たせたな(笑)?」
翔「…ハァ…遅ぇよ(笑)!」
「チエとのせっかくの時間邪魔されたんだ…代償払えよ(笑)?」
翔「わぁったよ(笑)!」
見た事のない連中。
殴り掛かってくる奴らを殴り返し蹴り飛ばす。
圧倒的に人数じゃ負けてた。
「侑っ!!…涼太連れてけっ!!」
隅に倒れてる涼太を見つけて侑に託す。
無傷とは言えないながらも、何とか大半を片付けた。
山岡「…へぇ(笑)…やるねぇ♪」
「…誰だてめぇ」
山岡「フハハッ(笑)!…あんたらがここら仕切ってるっつうからさ。ここは海も近いし、倉庫も広いしさ?…貰っちゃおってね♪」
潤紀「そいつら前に話した隣県のチームだよっ!!」
ジュンの言葉に、思い出した。
隣の県からわざわざこっちまで走りに来てるって。
「…目的は」
山岡「だからぁ♪…あの倉庫欲しいから潰しに行ったんだよ♪」
その為に…
『頂戴よ♪』と笑う男。
だけど…
だったら…何故、逃げた?

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