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第5章 帰るべき場所


チエと付き合う様になってから、こんな事が一度もなかった。
…あっても気付かなかった?
いや、そんな訳ねぇ。

侑「あれじゃないですか?…生理がちゃんと決まった日に来る様になったから…とか…そう言うのも関係あるって、姉ちゃんが前に言ってましたよ?」

「…生理って毎月来るんじゃねぇの?」

侑「人によっては不順らしいですね?…だからそう言う人とセックスする時は絶対ゴム着けた方がいいって」

涼太「確かに。生理不順って、本当に焦るらしいっすよ?生理来ないって(笑)」

「そこは別に心配してねぇよ」

潤紀「マジで!?…そこまでもう考えてんの?」

男5人で何の話してんだか…
そう思うと笑えてくる。

侑「何か…セックスする様になると、不順が治る人も居るって。姉ちゃんが言ってました(笑)」

『もしかしたらチエちゃんもそうなのかもな?』ってショウに言われて、俺も納得出来た。
生理が元々不順だったのかまでは知らねぇけど。
実際、今不機嫌なチエを思えばそうだったんだろう。


知恵「……今日皆で何話してたの?」

帰ってからチエがやっぱり不機嫌そうに聞いてくる。
『…女がどうとか聞こえたけど』と。

「チエ」

知恵「…何」

「お前さ、生理って前からちゃんと定期的に来てたか?」

知恵「…」

「今、ちょっと苛ついてんだろ?それ、生理の所為だって教えてもらってたんだよ」

素直に今日の話を聞かせてやった。
もしかしたら俺が原因で苛ついてるんじゃねぇかとも思ったから。

知恵「……違う」

「…うん」

知恵「…ごめん……あたしも…理由とか、分かんないの」

「うん」

知恵「前は…言われたら、確かにちゃんときっかり来てた訳じゃなかったかもしれない」

『先月は平気だった…』って呟いて。

一昨日生理が来てから、理由もないのにイライラするんだと言う。
理由もないし原因も分かんないから俺に聞かれても答えられず余計に苛つくと。

知恵「……さっき、ね?綾香さんに聞いてもらった」

「うん」

知恵「『女が一番しんどい時だよね?』って言っててさ。……『でもそれはこれから子供を授かる為の準備だから仕方ないんだよね?』って。だからいつか、元気な子供が出来る様に体が準備してるんだって思ったら、ちょっと楽になった」

「そっか。…ごめんな?俺、マジで何も分かってなかった…」

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