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第5章 帰るべき場所


倉庫に集まる俺たち。
チエはマンションで留守番中。

離れた場所で侑たちがトランプしながら騒いでる。

涼太「…あ!…ヤバい、明日あいつ誕生日だった!」

侑「うわぁ…お前最悪(笑)女の誕生日忘れるとかマズいだろ(笑)」

『ギャハハ(笑)』

そんな会話を耳にして…

あいつ、誕生日いつだ?
やべぇ…知らねぇ…

翔「チカ?…どうした?何か、顔色悪いぞ?」

「…やべぇ」

潤紀「何が?」

「…チエの…誕生日……知らねぇ」

「「マジ!?」」

二人の声に侑たちがパッと振り向いた。

やべぇ…
どうする?
今更、あいつに聞くのも…
いやけど、あいつなら爆笑しそうな気もする。

侑「チカさん、俺誕生日も確か教えた筈ですよ(笑)?」

「…は?…いつ」

侑「あの頃、調べてくれって言ったじゃないっすか(笑)」

翔「あぁ、そう言や言ってたな?何で俺に隠すって喧嘩したっけ(笑)」

潤紀「へぇ(笑)ショウさんたち喧嘩したんだ(笑)」

『そうそう(笑)んでよぉ…』なんて話が逸れ始めた。

そんな二人を放置して、侑に改めて聞けば、7月24日だと携帯を眺めながら言われた。

侑「良かった…そろそろこのデータも必要ないから消そうと思ってたんですよ?」

「…っぶね……悪い、助かった」

翔「へぇ…来月かぁ…」

潤紀「その日、走ります?」

「あー…考えとく」

そんな話をして、携帯に忘れないよう登録した。


「…ただいま」

知恵「お帰り♪」

ソファでテレビを眺めながら缶酎ハイを飲むチエ。
すっかり実家で飲んでから気に入ったらしい(笑)

トイレに入ると、ポツンと一つだけ置かれたチエの生理用ナプキン。

「…ッチ」

チエが生理中の合図。

リビングに戻って隣に座ると肩を抱き寄せた。

「…寝るか?」

知恵「ん」

空き缶を捨てた知恵。
ベッドに入って抱き締めようとしたけど、チエは手を繋ぐだけで目を閉じてしまった。

この日から、チエの雰囲気がいつもと違って。

不機嫌そうな顔をする事が多くなった。
話し掛けても素っ気なく。
だからと言って別にくっ付いてるのが嫌な訳ではなさそう。
寧ろ自ら寄り添って来る。

「…チエ?」

知恵「んー?」

「何かあったのか?」

知恵「んーん、別に」

聞いても返事はいつも同じ。
俺、何かしただろうか…

思い当たる節がねぇ。

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