
Restart
第2章 新世界
恥ずかしさはもちろんあった。
こんな素直な思いを人に話す事なんてなかったから。
だけどチカはいつも真っ直ぐに真剣に向き合ってくれる。
そんなチカの思いに、ちゃんと向き合わなきゃ、駄目だって思う。
「チカが、居てくれたら…きっとあたし…もっと強くなれる気がする」
智翔「そっか」
「…うん…それと…」
智翔「ん?」
「あたし、さ……人を、好きになる、とか…彼氏とか……分かんない、の…経験、ないし……だから、チカが、好きだって、言ってくれるのと…あたしが、思ってる、気持ちが、さ?…同じなのかも…分かんない、んだ」
智翔「フフ(笑)…じゃあ。チエは、抱き締められたらどんな?」
「…ドキドキ、する///」
智翔「これは?」
言いながらキスをして見つめられるから、『…もっと、ドキドキ、する///』って素直に答えた。
智翔「もし。俺が、居なくなったら?…連絡も取れなくなったら?」
真剣な顔で聞かれたから、真剣に考えて想像してみた。
物凄く胸が締め付けられて、気付けば泣いてた。
智翔「大丈夫、もしもの話だ。俺は居なくなったりしねぇよ」
「…ご、めん」
智翔「同じだよ。俺と。…たかがもしもの話で泣くくらいの思いなら、俺と同じ」
「あたし…チカが、好き、って…事///?」
智翔「そ♪…俺から離れたいって、思うか?」
考えた事もない。
初めてここに来た時は、戸惑いしかなかったけど…
『お前は俺に惚れたんだよ♪』って笑う。
智翔「キスしても嫌がんねぇだろ?…普通は逃げるし抵抗すんだよ」
「…そ、っか///」
抱き締めたチカは至極嬉しそうだった。
翌朝。
寝てるチカを起こさない様にベッドから出て、朝ご飯の用意をした。
いくらもせず起きて来たチカ。
『おはよ♪』って、背後から抱き締めキスをする。
ここに来てから、殆んど毎朝の事で、かなり慣れてしまってる自分に驚く。
洗面所から戻ったチカと朝ご飯を食べて。
「…そろそろ買い物しないと。何もない」
智翔「後で買い物行くか」
「うん」
智翔「最近、かなり慣れて来たな♪」
「ん?」
智翔「…あんま恥ずかしがらなくなってる(笑)」
「…ん///…慣れって、凄いね///」
ポンポン頭を撫でてくれたから、笑って見せたらキスされた。
ちょっと赤くなるあたしを見て、笑い声を上がるチカ。

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