
Restart
第2章 新世界
マンションに帰ったのは、いつもより少し早い時間。
智翔「…楽しかったか?」
「うん……ちょっと照れ臭かったけど、ね///」
智翔「フフ♪…良かった(笑)」
「…チカ」
智翔「んー?」
「…今日…ごめん、ね?」
智翔「……チエがあんな宣言してくれるとは思ってなかったわ♪」
腕を引かれて抱き締めて、『ちょっと感動した(笑)』って言われた。
思い出しただけで、恥ずかしくて仕方ない。
顔を隠してるのに、チカに無理矢理晒される。
智翔「フフ♪真っ赤(笑)……可愛い♪」
そっと、キスをする。
智翔「今は、止めねぇんだ(笑)?」
「…///」
智翔「チエ」
「…な、に///」
智翔「そろそろ。…お試し終了だけど」
やっぱり…
覚えてた…
「……言った、じゃん…さっき///」
智翔「何を?」
「…倉庫でっ///……言った、でしょ///」
智翔「ははは(笑)…ちゃんとは言われてねぇよ?…面と向かってねぇじゃん(笑)」
「///」
智翔「チエ」
「…だか、ら///……チカの、傍に、居る、って、ばっ///」
智翔「…んで?」
「…もぉっ///……あたしはっ///…これからも、チカと、一緒に、居るっ///…チカの、女で、居るからっ///」
智翔「フハッ♪」
最後、何とか顔を上げて必死で伝えた。
恥ずかし過ぎて涙出そう。
嬉しそうに笑ったチカが、瞼にキスをして『ありがと♪』って抱き締めた。
真っ直ぐに見つめられて、恥ずかしくて…
だけど…
智翔「チエ。マジで、好きだから。…ちゃんと守る。ちゃんと傍に居る。だから、俺から離れんな?」
「…うん///」
真っ直ぐに真剣なチカの瞳を見て、あたしは覚悟を決めた。
だから反らす事なく見つめ返して、しっかりと頷いた。
「…チカ」
智翔「ん?」
「あたし、ね?…初めて、なんだ」
智翔「うん?」
「ずっと、一人ぼっちみたいだったって言ったでしょ?…あんなたくさんの人たちの中で、過ごした事なかった。皆、優しい。…ちょっとだけ、今日はあったけど…でも、皆が優しくて、さ」
チカの存在のお陰なのは分かってる。
それでも、こんな何者でもないあたしを、皆は受け入れてくれた。
それが、あたしには嬉しかった。
「チカのお陰。…あの日死のうとしたのにさ…ちょっとだけ、生きてて良かったって」

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