
Restart
第12章 賑やかな日常
チカの隣に潜り込み…
「チカ…好き?」
智翔「いや、愛してる」
「フフ♪」
智翔「何だ(笑)?」
「んーん♪…やっぱりさ、気持ちは言わなきゃ駄目だよね?」
智翔「まぁそうだけど…どした?」
「アヤさ…ちょっと最近孤立して来てるって」
さっきの話をしてみた。
チカは口を挟まずただ相槌うちながら聞いてる。
アヤが恥ずかしがってるだけなら、頑張ってでも言い続ければ慣れるとも言ってやれたんだけど…
トアまでそんなんなら、アヤ一人が頑張っても意味はないと思った。
智翔「あいつは…ったく…」
「葵ちゃんに似たのかな(笑)?」
智翔「…かもな(笑)」
「アヤの雰囲気だとさ。孤立して来てる事が辛いとかじゃなさそうなんだ」
きっと、トアの事で悩んでる気がした。
チカは少しだけ黙り込むと、キュッと抱き締めてくれる。
智翔「…ここはトモに頼むか」
そう言ってキスをする。
何をどうするのかは分かんない。
だけど、トモとトアはチカとショウみたいな関係。
トアにも問題があるなら、チカの言う通りトモに託すしかないのかもしれない。
智翔「…ハァ…アヤがなぁ…いずれあいつに持ってかれるんだろうなぁ…」
娘を取られたみたいな気持ちなんだろう。
お姉ちゃんが結婚した時、お父さんもこんな顔してたっけ…
智翔「…チエ?」
腕の中、チカに背中向けてみる。
あたしより、アヤなんだ…
そんな大人気ないあたし。
智翔「チエ♪」
「…」
智翔「可愛いな♪お前♪」
「…アヤの方がいいんでしょ?」
智翔「愛してるのはチエ。アヤは娘だろ」
「……あたしだけ?」
智翔「もちろん」
「…ずっと?」
智翔「あぁ」
「死ぬまで?」
智翔「いや死んでもずっと」
優しい声。
力強い腕。
温かい、チカの胸元。
単純なあたしは、こうしてチカに全部丸ごと包まれて、嬉しくなる。
体の向きを変えて、チカの胸に擦り寄った。
「…チカ」
智翔「フフ(笑)…ん?」
「……エッチ、しよ?」
智翔「フッ(笑)…我慢出来るか?声」
「…チカが…塞いでて?漏れない様に」
言った瞬間、キスをしてくれる。
唇が重なった瞬間から、舌を差し込まれ。
熱いくらいのそれに、身体の奥がゾワゾワする。
身体を撫でる手。
首筋に這う唇。
智翔「…愛してる」
大好きな、この声。

作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える