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第12章 賑やかな日常


そんなこんなで初めての発表会も、ハラハラドキドキしながら見守って、何とか失敗もなく無事に終わった。

トモもアヤも、素直に元気に優しい子に育ってくれて。

何だかあっと言う間に、入学式を迎えた。
保育園の入園式と同じ様にチカは入学式も出てくれた。

『スーツ格好いい♪』って何度も言ったら、その夜双子を実家に連れて行ったチカに朝方まで抱かれ。

そんな事を繰り返してるうちに、あたしは三人目を妊娠。
兎に角、アヤが優しくて。
しっかり者に育ってくれて、何かと手伝いをしてくれる子になった。

もちろんトモも凄く優しい子で。

悪阻が酷くなるとアヤを手伝って家の事を出来る限り手伝ってくれてる。

二年になる前、双子に弟が生まれた。

気付けば家族が5人になり。
チカが引っ越そうって言い出したのは、双子が二年になって直ぐ。
マンションじゃかなり手狭だって話から、二人で不動産屋さんを巡り。
お父さんたちにも相談して、中古の一軒家を買う事になって。

『お前たちは全く頼らないから寂しくて仕方ない』ってお父さんに言われて、結局家はお父さんがチカ名義で買ってくれた。

三人目の息子、知翔(チハル)。

動き回る様になるとアヤが見張ってくれて。
泣き出すとトモが抱っこしてあやしてくれてた。

チカは帰って来ると順番にお風呂に入ってくれて。
アヤはすっかり恥ずかしがる様になったからあたしとばかり。
小学二年でももう既に女子だった。


双子が六年生になった頃。
保育園に行ってるチハルが喧嘩をしたらしく、呼び出された。

「お待たせしました、チハルの母です」

先生「お母さん、すいませんお忙しいところお呼び立てしまして」

「いえ。……チハル?どうして喧嘩したの?」

知翔「…」

「…チハル。ちゃんとお話してくれないと、カッカ困っちゃうんだけど」

知翔「オレ、わるくないもん」

「うん。だから教えてほしいの。ね?トットがいつも言ってるよね?ちゃんとお話しないと、悪くないのにチハルが叱られる事になるぞって」

知翔「…だって……カズマが…」

「うん」

知翔「……カズマがね?…アヤねえちゃんのこと、ブスって…いったんだ」

「うん」

知翔「だから、アヤねえちゃんはブスなんかじゃないって。そしたら、カズマが…おしたから…」

「そっか。チハルはアヤの事馬鹿にされたから怒ったんだ?」

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