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第2章 新世界


あたしなんかがこんな皆の大切な場所に居るから悪いんだ。
チカの守ってきた大切なチームに、あたしみたいのが混ざってるから…

「ごめんなさい……出てく、から…お願い、です……やめて、あげて……ごめん、なさい…」

智翔「…チエ」

「ごめんなさい…」

智翔「チエ」

「ごめん、なさい…出てくか、ら…」

智翔「チエっ」

泣きじゃくるあたしの顔を無理矢理上げさせたチカの顔が、凄く怒ってて。
何度も謝った。
何度も出てくって伝えた。

なのに…

チカは、あたしの頰を両手で固定して、あろう事か皆の前でキスをした。

生まれて初めて…

濃厚なキス…

チカの舌が、あたしの咥内に滑り込み、あたしの舌を絡め取っては咥内を撫で回す。
呼吸も出来ないくらいのキスに、あたしは足から力が抜けて…
チカに抱き止められた。

溺れた様な呼吸を繰り返すあたしを目一杯抱き締めたチカ。

智翔「…大丈夫か?」

「…///」

智翔「お前は俺の女だ。誰が何と言おうと。…俺の大事な女を傷付ける奴は誰だろうと許さねぇ。それがこのチームの決まりだ」

「…でもっ!」

智翔「でももクソもねぇ。お前は黙って俺の傍に居りゃいい。…分かったか?」

「…だってっ!」

智翔「またその口、塞ぐか?…今度はお前が分かるまで、離さねぇぞ?」

「…///」

智翔「チエ。……何言われた?」

「言われては、いない…」

智翔「…」

「嘘じゃないよっ!…あたしは何にも言われてないからっ」

智翔「…じゃあ何話してた?あいつら」

「…」

黙り込めば、また顎に指を掛けたチカが顔を近付けて来るから…

慌てて、さっき聞いた会話を白状した。
初めの方だけ話したら、まだあるだろって言われて首を振ったのに、やっぱり顔を近付けて来るから、全部を白状する羽目になる。

ポンポン頭を撫でたチカがあたしをショウに預けて離れていく。

「チカっ!」

ショウに腕を掴まれて動けず、振り向いたチカはニッコリ笑う。
その笑顔の奥に、怒りの色を携えてた。

綾香さんに殴られた三人は既にボロボロ。

屈み込むチカが、一人の髪を掴み引き上げた。

智翔「そんなヤりてぇか…ここに居る全員に相手してもらえよ…あぁ?」

『すいませんっ!ごめんなさいっ!』

数発ビンタされたその人は、地面に倒れ。
他の二人も、チカにビンタされ倒れた。

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