
Restart
第10章 当たり前を守る為
『する訳ないでしょっ!』って怒ったら更に笑うショウ。
トイレに入っていった。
生野「俺…マジで、チエさんの為に金貯めてたんだよね…」
「は?……いや…あたし、旦那さんしか、興味ないから」
席に戻ろうとするあたしの手を掴む生野さん。
キッと睨んで『離して?』って低めの声で言う。
「悪いけど、あたしが結婚してるなんて店の殆んど皆知ってる。…生野さんだって絶対知らないなんて訳ないよね?…そう言う嘘吐くの、良くないよ?」
生野「…何それ。ちょっと綺麗な顔してるからって、調子乗ってんの?」
「自分を綺麗だなんて思った事ない。…悪いけどマジで離して?…半殺しにされる前に(笑)」
生野「へぇ(笑)…やってみなよ(笑)」
翔「いいよぉ♪…半殺しにしてやるよ(笑)チカの代わりにな♪?」
トイレから出てきたショウ。
生野さんに詰め寄ると、引き吊った顔してるくせに、口だけは強がってる。
『やってみろよ』って言った声が震えてた。
「ごめんねショウ…いつもタイミング良いんだか悪いんだか…(笑)」
翔「いいえ♪…退屈だったからちょうどいいよ(笑)」
生野さんはショウの肩を押し退け席に戻って行った。
ポンポンと頭を撫でたショウが、『早めに迎えに来てもらいな(笑)?』って笑うから頷いた。
「ありがとう♪」
翔「いいえ♪…またな♪?」
あたしは席に戻り座る事なく『ごめんユカちゃん、帰るね?』って伝えたら、『あたしも帰る』って言うから、二人で店長に帰る事を伝えた。
真香「えぇ二人とも帰っちゃうの?」
「ごめんね?…またね?」
マナちゃんが生野さんの肩に寄り掛かってて、彼も満更じゃなさそうな顔してるから、『…マナちゃん?ちゃんと相手は選びなね?』ってだけ伝えて店を出た。
佑加「何かマナちゃん良い感じだったよ♪?」
「…可哀相に」
佑加「え?どうして?」
「あの人…誰でも良いんだよ…あたしにも言い寄ってきた」
そんな話をしながらチカに電話する。
隣でユカちゃんも和くんに電話してた。
智翔『………はい』
「チカ?…ごめん、今大丈夫?」
出るまでの時間がいつもより少しだけ遅かったから、もしかしたらまだ忘年会最中かな…って思う。
智翔『あぁ大丈夫。…帰るのか?』
「うん…と思ったけど…チカがまだならタクシー呼ぶよ?」
でも『直ぐ行く』って切れた。

作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える