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第10章 当たり前を守る為


二人で同時に果てた。

智翔「…大丈夫か?……ごめんな?」

「…ん…大丈夫……愛してる」

智翔「フッ(笑)…俺も愛してる」

キスをして、呼吸を整えた。
服を直してくれて。
会場に戻ったら、何だか急に恥ずかしくなった。

それでも、お姉ちゃんたちとたくさん写真を撮ったりハグしたり。
チカとお姉ちゃん二人の写真を撮ったらやっぱりちょっと似てて。
凄く綺麗なお姉ちゃんと格好いいチカ…
何だか二人がお似合いな気がして少しだけ不貞腐れたらお姉ちゃんに笑われて、チカにキスされた。

笑ったり泣いたり、ちょっとだけ怒ったり…

結果楽しくて幸せな時間。

飲み過ぎたあたしを止めなかったのは分かんない。
だけどチカは楽しそうにあたしの腰をずっと抱き寄せてて。

「フフフ♪…楽しいね♪」

智翔「そうか(笑)?…お前が楽しいなら何よりだ♪」

帰る頃にはフラフラしてた。
ホテルに帰る時、お父さんたちがタクシーに乗って智翔は『…先帰っていいわ』って見送ってる。

父「じゃあ先行くぞ?」

智翔「あぁ」

手を振るお母さんにニコニコ手を振るあたし。

「…チカァ…帰んないのぉ?」

智翔「フッ(笑)少し散歩しよ」

「いいよぉ♪…でもぉ…歩けない(笑)」

智翔「だろうな(笑)…飲み過ぎだ(笑)」

「…ごめん、ね?」

智翔「別に怒ってねぇよ(笑)…寧ろ可愛い♪」

フラフラするあたしを抱き上げたチカ。
『…重い?』って聞いたら『前よりはな(笑)?』って笑った。

「フフフ♪…チカも、お酒の匂いするよぉ?」

智翔「ははは(笑)…お前程じゃねぇだろ(笑)」

「へへへ♪…これじゃ、散歩じゃないねぇ(笑)?」

智翔「俺の散歩だな(笑)?」

砂浜に下ろしてくれた。
フラフラするあたしには歩きにくくて。
そんな自分がおかしくて笑っちゃう(笑)

真っ暗な海。
月が凄く綺麗で。

倉庫で眺めた真っ暗な海とは全然違って見える。

智翔「…転ぶなよ(笑)?」

「うん♪…でもぉ…転んでもここなら怪我しない♪」

そうは言いながらも、転び掛けたらすかさずチカに腕を引かれて、抱き止められる。

智翔「…っぶね」

「ごめん(笑)」

智翔「…ったく(笑)」

「チカァ♪…愛してるよぉ♪」

智翔「フハッ(笑)…俺も愛してるよ(笑)…さ、帰るぞ?」

「もう?」

また、抱き上げられた。

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