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第9章 平穏な日々を…


知恵「涼太くんは?…彼女さん元気?」

『元気っすよ♪』って笑った涼太。
チエが満面の笑みを浮かべれば、涼太の顔が赤くなる。

「おい」

翔「あはは(笑)そこは変わんねぇんだ(笑)」

久し振りのチームの奴らが本当に懐かしくて。
何よりチエがずっと楽しそうに笑ってた事が俺にはマジで嬉しかった。

何だかんだと騒いで。
しっかり後片付けまでして帰ったあいつら。

知恵「フフフ♪」

「んー?」

知恵「んーん♪…チカが楽しそうだったから♪」

"お前がな♪"って、思っただけで口に出さなかった。
キッチンに立つチエの背中が楽しそうだから。

その背中をそっと抱き締める。

「…チエは?」

知恵「んー♪?」

「楽しくなかった?」

知恵「フフ♪超~楽しかった♪」

僅かに残った洗い物をするチエ。
邪魔したい訳じゃないから腕を腰に巻き付けた。
今じゃ背中まで伸びた髪からいい匂いがする。

知恵「フフ(笑)…何(笑)?」

「んー?…いい匂い♪」

知恵「えー(笑)?シャンプー同じなのに(笑)」

「…何でだろうな?」

知恵「チカだっていい匂いするよ?」

「自分じゃ分かんねぇ(笑)」

知恵「やっぱり切ろうかなぁ…」

「…髪?」

知恵「うん。邪魔だし、乾かすの大変…」

「…俺が、な(笑)?」

知恵「うん(笑)」

すっかり伸びた髪を、最近じゃ俺がいつもドライヤーを掛けてる。
前までは一緒に入った時だけだった。

「別にいい。チエの髪気持ちいいし」

知恵「そう?…フフ(笑)擽ったいよ(笑)」

「……まだ終わんねぇの?」

知恵「終わった…ってっ!ちょっ!」

言った瞬間抱き上げた。
泡を落とした手が濡れたままのチエ。

キスをしながらそのまま寝室に連れていった。

知恵「もぉ…(笑)」

「…記念日だろ?日付け変わっちまう」

知恵「チカ気にするんだ?」

「そりゃそうだろ。チエがこの世に生まれた日。一生愛するって誓った日だぞ?」

見下ろすチエが微笑む。

知恵「一生?」

「あぁ」

知恵「ずっと、死ぬまで?」

「いや。…死んでも」

首に巻き付けた腕。
引き寄せられ、唇が触れる寸前『愛してる、ずっと』って囁いたチエ。

知恵「チカが好き。愛してるがね?ずっと止まらないの。…毎日毎日溢れてく」

「俺も同じだ」

言葉じゃ足りないと、日々思う。

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