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第8章 新たな生活


親父が起きてきて、リビングに全員が揃う。
一通り、新年の挨拶をした。

朝飯を食ってた時、お袋が初詣に行こうと言い出した。

知恵「…初詣って、神社行くんだよね?……行った事ない♪」

母「それなら尚更♪皆で行きましょ?…ね?父ちゃん♪」

父「そうだな♪」

嬉しそうなチエ。
姉貴が『付き合ってる時連れてってあげなかったの?』って聞かれて、何かといろいろあって行ってなかったなぁと改めて思う。

知恵「でも皆で日の出見たよね?」

「あぁ、写真撮ったもんな?」

リビングに飾ってある、日の出をバックに全員で撮った写真。
本当にあの日、唯一全員が揃った。

その後、全員で初詣に出掛けた。

驚く程、人で混み合ってる。
『…凄い人』って呟くチエが、はぐれない様にか繋いだ手を更に握った。

「…寒くねぇ?」

知恵「んー…ちょっと?」

なかなか進まない境内の前。
小さいチエを、後ろから上着で包み込んだ。
『フフ♪温かい♪』と笑ったチエを見て、姉貴が小さいチエを羨ましがってる。

知恵「…こう言う時ちょっと良かったって思う♪」

「フハッ(笑)…小さくて?」

知恵「うん♪」

後ろからだときっと俺で見えないくらいの身長のチエ。
別に俺だってデカい訳じゃない。
寧ろ、男の割に低いとは思うけど…
小さいだけじゃなく細いから、すっぽり隠れてしまう。

知恵「…チカ、寒くないの?」

「チエがホッカイロ♪」

兎に角嬉しそうだった。

出会うまで、人並みのイベントすら経験した事がなかったらしい。
クリスマスだって、付き合って初めて過ごした時、本当に嬉しそうだった。
チームの奴らが買ってきた超特大のケーキを見てはしゃいでたっけ。

知恵「何?何で笑ってんの?」

「…いや(笑)…チエの初めてがいっぱいあんなぁと思って(笑)」

知恵「初めて?…あ、初詣?」

「あぁ。…クリスマスも、誕生日も。…セックスも♪」

知恵「…///」

「お前の初めてを全部一緒に居られて良かったよ♪」

知恵「まだあるかな?…初めての事」

「どうだろ…あるかもな?」

知恵「その時もチカが一緒ね♪?」

「あぁ」

後ろでお袋たちがクスクス笑ってたのは、チエには秘密にしておこう(笑)
せっかく楽しそうなのに、可哀相だから。


やっと辿り着いた境内。

姉貴がいろいろブライアンに教えてた。

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