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Restart

第8章 新たな生活


結婚してもう半年近く。

何だかあっと言う間だった気もする。
チエのストーカー事件があったから余計だろうか…
あれからもスーパーでバイトを続けてるチエ。
元々、休憩室では喋ったりなんかしてた様だけど、和の彼女とより仲良くなったらしい。

バイトのシフトを俺の休みに合わせる様にしてるチエだけど、和の彼女も居るから、時々休みが合わずに不貞腐れた顔する時もありながら…
前ほどじゃなさそうでホッとしてた。


朝方、俺は寒気を感じて目が覚めた。
チエは既に起きてて隣に居ない。

参ったなぁ…
今日は無理かぁ…

吐き出す息が熱い気がしてた。

知恵「…チカ?…そろそろ起きないと…どうしたの?具合、悪い?」

「…ハァ…」

知恵「…わぁ……凄い、熱…大丈夫?」

「…あぁ…寒ぃ…」

布団を被ってるのに寒くて仕方ねぇ…
何となく喉も痛い気がする。

知恵「…待ってて?」

起こしに来たチエが額に触れて目を開いた。
寝室を出ていくと、直ぐに体温計と氷枕を手に戻ってくる。

知恵「…チカ?…電話、する?自分で出来そう?」

「…あぁ…掛ける…」

体温計の音が鳴り、抜き取ったチエの目がまた開かれた。

社長『…はい』

「おはよう、ございます…チカ、です…」

社長『おぉおはよう…って、どうした?その声…』

「…すいません…熱…出て、しまって…」

社長『そうか…昨日寒い中作業してたからなぁ…分かった。ゆっくり休め?』

「…すいません、ありがとう、ございます…」

パタッと手から力が抜けた。
ヒヤッと冷たい手が頬を撫でる。

知恵「大丈夫?…薬、飲も?」

水と薬を手に、ベッドの端に座るチエ。
キスをしようとして、やめた。
移しちゃマズい。

案外、冷静なチエにホッとしながらも少し驚いてた。

知恵「…何か、食べれそう?」

「…ハァ…いや……いい」

知恵「…辛いね?」

「…あぁ……バイト、は?」

知恵「…」

「寝てる、から…行って来い」

知恵「…うん」

「…大丈夫…何か、あったら、電話する」

知恵「じゃあ…行くね?…水分、摂ってよ?」

何とか頷いた俺に、あっさりキスをしたチエ。
人が移しちゃマズいと思って我慢してたのに(笑)

出掛けて行ったらしい部屋の中は、とてつもなく静か。

目を閉じれば…
いつの間にか眠ってたらしい。

目の前にチエが居た。

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