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Restart

第8章 新たな生活


休みの日。
チエがバイトに行った。
俺は一時間待って、チエのバイト先へ向かう。

駐車場にバイクを停め、レジに立つチエを眺めてた。
聞きなれた音と共に…

翔「よぉ。どんなだ?」

ショウが来てくれた。
『…まだ』と呟く俺の隣にバイクを停めた。

翔「ストーカー、だな?」

「あぁ」

暫く何の問題もなさそうで。
数時間でレジを交替したらしいチエは、死角に入ってしまった。

翔「やべぇな…」

少し様子を見てた俺たちは、何となく嫌な胸騒ぎがして、キーを抜き店内へ向かった。

知恵「やめてくださいっ!」

男「何でだよっ!どうして僕に黙って結婚なんかしたんだよっ!」

店長「お客さんっ!やめなさいっ!その手を離さないと、警察呼びますよっ!」

男「煩いっ!彼女は僕と一緒になる筈だったんだっ!それを勝手に……痛い痛い痛いっ!!」

「誰が、誰と一緒になるって?あぁ!?」

翔「チエちゃんっ!おいでっ!」

男の腕を掴み捻り上げた。
その隙に、ショウがチエを呼ぶ。
けど、腰を抜かし動けずに居た。
駆け寄りショウに連れられ離れたチエを確認する。

「なぁ?誰の女に手出したか分かってんのか?なぁ?」

男「痛い痛い痛いっ!!…誰だよお前たちっ!!」

「教えてやるよ。…あいつの旦那、だよっ!!」

一発殴った俺が、拳を振り上げまた殴ろうとした寸前。

翔「チカ。やめとけ。…またチエちゃん一人にする気か」

男の頬の数ミリ手前で止めた俺。

「…殺すぞ、てめぇ」

泣き出した男を離し、チエの元に向かえば、ガタガタ震えてる。
手を伸ばすチエのそれを掴み引き寄せた。

知恵「チ、カ…ゥゥ…チカ…ック…フゥ…チカァ…」

「大丈夫、もう大丈夫だ。怖かったな?…大丈夫だから」

知恵「ゥゥゥ…チ、カァ…フゥ…」

「大丈夫、大丈夫」

抱き締めて背中を擦り続ける。
泣きじゃくるチエから、少しずつ震えが治まっていく。
ショウも、そっと頭を撫でてやってた。

店長「…ご主人、ですか?…申し訳ありません。こんな事になって本当に…」

「いや…店の所為じゃないので。大丈夫ですから」

翔「…警察来た」

男「離せっ!!僕が何をしたって言うんだっ!!離せよっ!!」

警官「どうされました?…被害者は?どなたですか?」

男は自分だと叫んだ。
思わず殴り掛かろうとした俺を止めたのは、チエ。

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