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第7章 誓い…変わらぬ愛


大きな扉の前。

差し出されたチカの手に、あたしの手を乗せる。

優しく微笑むチカに、微笑み返した。


ゆっくりゆっくり開く、大きな扉。


赤い絨毯が真っ直ぐに伸びる、バージンロード。


本来なら。
父親と歩くその道は。
チカと手を繋いで歩く。

父親の居ないあたし。

それでも、笑顔で見守ってくれるお父さんもお母さんも、あたしには居るから。


ゆっくり…
一歩ずつ歩く道。


たくさんの拍手と笑顔が見守ってくれてる。


美奈さんの作ってくれたベールで、見える先は白く霞んで、凄く綺麗。


神父さんの前に、並んで立つ。

神父「大井智翔。貴方は健やかなる時も、病める時も、
喜びの時も、悲しみの時も、
富める時も、貧しい時も、
互いに愛し、敬い、慰め合い、
命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」

智翔「誓います」

神父「増山知恵。貴女は健やかなる時も、病める時も、
喜びの時も、悲しみの時も、
富める時も、貧しい時も、
互いに愛し、敬い、慰め合い、
命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」

「はい…誓います」

神父「…指輪の交換を」

スタッフさんに渡されたチカが、あたしの指にそれをゆっくり通す。
あたしも、チカの指にゆっくり通した。

神父「この指輪は、永遠の愛の絆としるしです。これにより、ただいま二人を夫婦であると、宣言します。…誓いのキスを」

ベールをゆっくり上げたチカ。
優しく優しく微笑むチカが『愛してる』って、小さく囁きキスをした。

たくさんの大きな拍手に、やっぱり涙が零れた。

二人で深く頭を下げて、差し出されたチカの手を取り歩き出す。

笑顔のお父さんと。
泣きながらも微笑むお母さんと。
涙でぐちゃぐちゃな、お姉ちゃん。
ショウもジュンも。
侑くんも涼太くんも。
たくさんたくさん来てくれてた。

扉の前で再び頭を下げて。


拍手とフラワーシャワーを浴びた。



控え室に一旦戻って大きく息を吐き出す。

智翔「フフ♪大丈夫か?」

「…フゥ…何か…緊張と感動と…よく分かんない…」

髪とメイクを直してもらってる傍に立つチカの手を、ずっと離さないあたしをスタッフさんたちは笑ってる。

スタッフ「本当に可愛いらしい方で♪」

「…あ、ごめん///」

慌てて手を離そうとしたけど、『そのままで大丈夫ですよ♪』って言われた。

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