
ドSメイドは基本普通の子
第24章 フィギュア愛好家の魔の手!?
――――だといいんだけど…
私は少し不安な気持ちを押さえつつ…目の前のランチ口に運びながら、このまま…何もなく日々を過ごせたらいいなぁ…なんて、呑気な事を考えていた…
しかし、私の平穏はあっけなく――――幕を下ろす……
今度は、私を初めて指名した客が帰り際に通り魔に襲われたのだ!
メイドカフェの常連だと言っていたお客様だったが――――…
帰り道に…今度は信号待ちをしていた時に…後ろから押され車道に飛び出してしまった!
幸い、車は来ておらず――――…事故にならなかったが…
数日前の通り魔の件を覚えていたその人が警察に駆け込んだのだ!
「――――ゴツイ…大きな手が――――…俺の背中を押したんだ!」
その人はそう――――…警察に話したとか…
