
ドSメイドは基本普通の子
第24章 フィギュア愛好家の魔の手!?
「そうなのよ!彼女の話は少し大袈裟なの!
本当は、後頭部は殴られてないし――――…
突き飛ばされただけって説もあるくらい――――…」
「え!?そうなんですか?
あの女――――!最近、俺の事をますます白い目で見るようになってて!偏見もあそこまで行くと…アイツの中で僕は完全なる悪ですよ!」
――――悪って…何もしてないのに?
「ですから―――…彼女が“オタク”にやられたって言い始めたら…僕は問答無用で逮捕ですよ!」
「そんな――――…何もしてないのに…」
私は少し不安になり…二人を見た。
「だ、対丈夫よ――――…私たちにはアリバイがあるし…彼女も私たちとは関わりたくないだろうし…」
