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ドSメイドは基本普通の子

第24章 フィギュア愛好家の魔の手!?


そらから、しばらく平穏な日々が続き…

通り魔事件はその後聞かなくなった。


そして、おしゃべりな彼女の通り魔事件はあっという間に学校じゅうに広がり、私たちの耳にも入ってきた。


「和歌子…彼女――――…自分が襲われた時の話をずいぶんいろんなところで話してるらしいわ……また、襲われなきゃいいけど…」


学校のランチタイム――――…綾子が彼女の話を私にしてくれた。



彼女の話だと――――…


先輩と言い争って店を出たら、大きな男に体当たりされ倒れた瞬間!「天罰だ!」って叫びながら、後頭部を何度も殴られた!



と――――…言うことだった。



「“先輩と言い争い”って――――…一方的に罵って出てったくせに……話を盛ってませんか?」



「うわ!寛太君…」


ランチを食べていた私たちの横からひょっこり顔を出した寛太君は彼女の発言に疑問を持つ。



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