
ドSメイドは基本普通の子
第24章 フィギュア愛好家の魔の手!?
その頃…メイドカフェでは…
「店長――――…何ソワソワしてんだよ?」
「え?!――――すみません…」
和歌子の試験の時間ちょうどに緊張している店長の早島に大平が珈琲を差し入れる。
「あ~…今日、試験だもんな~…寛太にお株を奪われて残念だったな!店長!」
「///は?!お株って!私は――――…」
店長の早島は肩を落として珈琲を飲んだ。
「ちょっとは…期待してましたけど……学生がモデルを勤めるなら…練習もしやすいでしょうし…文句は言えませんよ……でも…」
納得はしているが…内心モデルをしたかった早島はつい…愚痴を大平に言ってしまう。
「――――意外に…三ノ輪の事となると女々しいんだな…店長って…」
「女々しくないですよ!」
大平は「説得力ね~よ」と、笑っていた。
開店前のカフェのカウンターで何故かソワソワする店長であった。
