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ドSメイドは基本普通の子

第24章 フィギュア愛好家の魔の手!?



「はい!それまで!」


実技が終わり――――…


筆記もなんとか終わった…


周りを見ると、私と同じように筆記用具から手を放した受験者が天井を見て大きなため息をついている。




――――終わった…



緊張と戦ったこの数時間……頑張った…



試験終了と共に、出入り口のシャッターが開き息苦しさも解放されたような気がした。



「――――三ノ輪先!」



開放された扉から心配そうな顔をした寛太君が私を呼ぶ。


――――寛太君、ありがとう!



「?///えっ、え――――えええ!?三ノ輪先輩が…笑った…!?僕に…微笑んでる!?――――え?僕…死ぬの?」



「おい!寛太君!?和歌子の笑顔はレアだけど!“死ぬ”って…」




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