
ドSメイドは基本普通の子
第24章 フィギュア愛好家の魔の手!?
「三ノ輪、あそこの席で待ってろ――――…」
先に席に着き私はハッとする。
――――うゎ…また、お金…
慌てて財布を取りレジで精算している大平さんの横に立つ!
「おっ!ビックリした…は?おい~なんだよ、その財布!
いいの、今日は――――連れ回してる俺が奢るのが当たり前!つ~か、奢らせろ!さっきの”あ~ん“のお返し――――…いくら奢っても…奢りたりないぐらいだっつ~の!」
――――ん?意味が…本当に?いいの?
「んだよ、その顔…意味が分からんなら…分からんまま奢られとけ…」
再び大平さんに席に行ってろと言われ…申し訳ない気持ちを押さえて待つことにした。
