
ドSメイドは基本普通の子
第19章 バレンタインの甘い罠
――――ヤバ…い…
「美羽さん!?大丈夫ですか?」
「///て…ん…ちょぅ…ハァハァ…」
熱い体は少し触れられただけで何故かビクビクと震える!
「///美羽さん?」
「///う…ごけ――――ない…」
体が言うことを聞かない!熱くて沸騰しそうなのに…誰かに触れられたいとも思っている!
「動けないって――――///美羽さん…」
タクシーに乗せられると頭がクラクラして後部座席に倒れた!
「ちょ――――大丈夫なんですか?お客さん…酔ってるの?吐かない?――――って…///やけに色っぽい子だねぇ…ん?どこまで?」
――――うゎ…タクシーの運転手さん…すごい目で私を見てる…
ゾクッ…ゾクゾク…///うゎぁ!なんか――――…///変な気分に…
「///み、美羽さん!?――――ダメだ…私も一緒に行きます!」
――――えっ、一緒に?店長…ついてくるの?!
「いいですか?歩くのもままならないみたいですから!」
――――し…仕事は?
「今日は――――早退します!大平さんかオーナーに後は頼みます…オーナーは暇ですから…呼べばすぐに入れるでしょう?」
相変わらず雑な扱いのオーナーだが、すでにタクシーに乗り込んだ店長に何も言えなかった。
