
ドSメイドは基本普通の子
第19章 バレンタインの甘い罠
私はフラフラしながらスタッフルームに向かった。
まだ、誰も休憩の時間ではないため…部屋は暖房がついておらず寒かったが…
今の私にはちょうどよく、ヒンヤリした部屋が逆に心地よかった。
「///ふぅ~…///暑い」
内側から何かが揺さぶられるようなドキドキが絶えず私を襲う。
――――風邪って…こんなにドキドキしたっけ?
暑いし…ソックス…脱いじゃおうかな…
私はソファに座ると靴を脱ぎ…ニーハイソックスを脱いだ。
――――ふぁ~…裸足…気持ちいい…
少し横になったが…まだ、ドキドキは続いていて…どんどんと熱が上がっている気がした。
「///ヤバいなぁ…暑さで…溶けるかも…」
そう思うと…胸が息苦しくて、メイド服のシャツのボタンを何個な開けた。
