
ドSメイドは基本普通の子
第19章 バレンタインの甘い罠
「///あ――――…あの…」
「ん?美羽さん?顔が…真っ赤ですよ?」
――――ですよね?風邪かな?いきなり…ドキドキが…
「ドキドキ?…大丈夫ですか?」
――――はい、マコトさんたちにお茶を出したら…休憩に入ります。
「そうしてください。悪化してもダメですからね?」
私はテーブルにお茶を運ぶと…熱っぽいと説明して席をたった。
「――――あ…だよねぇ…///それでも…無表情ってのは…やっぱり…///すげぇ…超虐められたい…」
マコトさんは「ごめんね?」と、言ってくれた。
――――“ごめん”は、私の方なのに…申し訳ない。
