
ドSメイドは基本普通の子
第19章 バレンタインの甘い罠
マコトさんは慌てていたが、とりあえず二人の注文していたお茶をテーブルに運ぶことにした。
「三ノ輪――――これ、マコト達のお茶…って、顔赤いけど…どうした?暑いか?」
キッチンでお茶を受け取った私は首に手を置いた。
――――あ、本当だ…少し…暑いかも…
「最近…寒い日が続いてたから…無茶はすんなよ?」
「――――///…はい」
――――しかし…言われてみれば…少し暑いし……ドキドキする。
風邪でもひいたかな?と警戒していると――――…ドキドキが激しくなっていく!?
――――あれ?…あれ?…おかしいなぁ…あれ?体が…
「――――美羽さん?どうされましたか?」
キッチンからテーブルに戻ろうとしていた私だが…体の急激な火照りにお茶を運ぶ足が前に進まない!
