
ドSメイドは基本普通の子
第3章 何故か…ファンが!?
それから数日、普段と変わらない日常を過ごしていたわけだが…
思いもかけない人物から着信があった
授業が一段落して鞄の中に入れていた携帯を見て嬉しいような、驚いたような…
そんななんとも言えない感覚に慌てて電話をしてみた!
すると、ワンコールで相手はすぐ電話に出た!
『あっ!もしもし?美羽ちゃん?!私、欄だけど!』
それは、数日ぶりの欄さんの声だった!
メールでやり取りはしていたものの、声を聞くのは久しぶりの気がした
「あ、欄さん?こんにちは!どうしたんですか?着信があったので――――」
『ねぇ!?今日って…暇?学校終わった?』
私は専門学校の校舎を出るところだったから「学校は今終わりました」と告げた
すると、欄さんは『お願いがあるの!?』と急ぐように誰かと電話を変わった
『もしもし――――…あっ、繋がってますか?すみません、美羽さんお久しぶりです…早島です…』
欄さんが電話を渡したのは“Sメイド”の店長の早島さんだった
「あっ、早島さん!お久しぶりです!お元気でしたか?」
